朝起きてから背中に強い痛みを感じる 40代女性
今回は背中の痛みの症例を紹介しようと思います。
【症例】
40代 女性 配送業
・朝起きてから背中が痛む
・安静時も痛い
・首を動かしたときに、背中が痛む
《初診》 丁寧に触診したところ首と肩甲骨に特徴的なコリを発見しました。このコリを緩めるために手と肘に鍼をすると、首を動かしたときの痛みがほとんど無くなり、安静時の痛みも半分以下になったため終了しました。
《2診目》 前回施術の1週間後、首を動かした時は痛みがありません。安静時の痛みがまだ残ります。まだ残っている肩のコリを発見して足のツボに鍼をして緩めた結果、安静時の痛みは消失しました。
現在は、本人の希望により予防のため月に1~2回通院している。
今回の症例では、安静時の痛みが強かったです。安静時の痛みで現れる筋肉の緊張は内臓の調子を良くしないと改善しません。手や足に鍼をすることで内臓機能の調子を整えることができる整動鍼の特徴を生かすことができました。
背中の痛みにお困りの方は、参考にしてみて下さい。
1ヶ月以上前から続く肩の痛み 50代女性
今回は肩の痛みの症例を紹介しようと思います。
【症例】
50代 女性 主婦
・肩が上がらない(90°上がらない)
・上げようとすると激しい痛み
・就寝中、痛みで目が覚める
今回の症例は、いわゆる五十肩と言われる症状です。当初は接骨院に通院されてマッサージ、電気治療を受けていましたが、症状が改善しないため当院に来院されました。
《初診》 丁寧に触診したところ首や腰、股関節に特徴的な固さが見つかりました。この固さを鍼で緩めると肩の動きが改善しました。(90°⇒150°)
《2診目》 前回施術の3日後、まだ痛みはあるが就寝中の痛みが無くなりました。
前回同様に首と腰、股関節を緩めました。その結果、肩が痛みなく上がるようになりました。
《3診目》 2診目の1週間後、特に痛みは感じないということで、予防のための施術をして終了としました。
疲労などが原因で痛みが出ている場合は、患部を揉んだり電気を流すことで改善するかもしれませんが、痛みが強い場合は症状が悪化し長引く可能性があります。早期改善のためには全身のバランスをチェックして原因を突き止める必要があります。
肩の痛みにお困りの方は、参考にしてみて下さい。
鍼灸のイメージ
一般的に、鍼灸治療にはどのようなイメージを持たれているのでしょうか?
・痛そう
・科学的ではない
・モデルや女優さんが顔に刺している
こんな感じでしょうか。
確かに強い痛みを伴う鍼治療は存在しますし、いわゆる「気」などを意識した非科学的な鍼治療も存在します。(東洋医学を否定するわけではないですが)
顔に刺す鍼(美容鍼)も女性を中心に流行っています。
どれも鍼灸治療のイメージとしては正しいのかもしれませんが、これは鍼灸治療の一側面でしかありません。
痛くなく優しい、そして科学的な研究を進められている鍼灸治療も存在します。
そして、その鍼灸治療は効果が非常に高いにも関わらず、患者の身体に余計な負担が掛からないため治療の経過がとても良いです。
特に、アスリートへの治療では痛みだけでなく、身体の動きがスムーズになるのでパフォーマンスの向上が期待できます。
このブログでは、この新しい鍼灸治療「整動鍼」を少しでも多くの方に知ってもらうために情報を発信していきます!